全くの異業種からの入社でしたので、(よくあることですが)飛び交う用語がわからなければ、管理部(総務・人事・経理)の業務も、初めてのことばかりで、毎日、目から入ってくるもの耳から入ってくるもの全て、覚えることに必死でした。何にでも言えることですが、点で覚えても、その先にあるものに繋がらなければ何のためにそれをしているのかさえ、行方不明になってしまう・・・そのドツボにハマっている時期はありました。そんな私に、管理部の先輩や他部署の方は、忙しい時にも関わらず、丁寧にお声がけしてくださり、気持ちよく前を向いて歩いていけました。点と点がようやく線になってきている感じです。これからは、たくさんの線と線をつなげて面にしていきたいです。
当たり前ですが、デザイナーさんの比率が多い社内ですので、落ち着いて仕事に向き合える環境です。みなさん、とても真面目で勤勉なので、制作物を作成している時の眼差しはキリッとかっこよく、そうでないときは、優しく接してくださり、明るく愉快な方もいらっしゃいます。一つの制作物を作成するに当たっての稼働時間や稼働単価を頭に入れながら動く必要があるため、プロとしてこだわればきりがないデザインの制作も、決められた時間と金額の中できっちりと仕上げてくるプロフェッショナルな一面を傍で見ることができるので、制作部ではない私も、良い刺激の中で業務に向き合うことができます。
『常に労働環境を改善し続けたい』これは、入社した当時から、常に社長が口にされている言葉です。働き方がどんどん変化していく中で、会社も変わらなければならない。昔は正解だったことが、今はそうではないことが、この世の中にはたくさん存在します。だからこそ、会社という中だけに目を向けるのでなく、世の中がどのように変化していっているのか、雇用する立場(従業員を守る)、雇用される立場(会社から守られる)で物事を見なければならないのが、管理部の役目でもあります。私が入社してから、有休を取得しやすくするために「半日有休」という制度を作りました。また、就業規則の見直しを常に行い、スタッフの方が働くうえで疑問に感じることは、必ず耳を傾けるようにしています。コロナ禍による在宅リモートワークにも力を入れ、必ず出勤しなければできなかった業務を、在宅にいても就業できる環境整備も整えてきました。以前は1名しかいなかった管理部が現在は3名に増え、総務・人事・経理の役割分担ができるようになってきましたので、今後は、更にそれぞれに注力して慎重で丁寧に且つダイナミックなバックヤードで、会社を支えていきたいと思います。